なんで骨壺に水が溜まるの?

新しいお墓であっても、古いお墓であっても、納骨室内は完全な密閉空間ではないうえ換気状態も悪いので、地中からの湿気が充満していて常にジメジメしているます。
その骨壷内に侵入した湿気が気温の寒暖差で結露して水滴となり、その水滴が少しずつ骨壷内に溜まっていきます。
納骨室は真下に水が抜けるような作りとなっていますので、納骨室内に発生した結露、水はその抜け道から地面へと流れますが骨壺の中は水の抜け口が無いため、水が溜まってしまうということです。
また、自宅で保管している場合であっても、水回りや押し入れの中など、湿気の多い場所に保管しておくと、水が溜まったり、遺骨にカビが生えてしまう場合もありますので注意が必要です。
骨壺に水が溜まらないようにするには?
一番大事なのは骨壷内に侵入する湿気を防ぐことです。
湿気を防ぐには、骨壷の保管場所や骨壷に湿気がこもらないようにする対策が必要です。
セロテープなどは耐久性の低くいので、アルミテープなどで骨壺の蓋を厳重に留めるということはかなり有効な手段のひとつです。
ただ、アルミテープの粘着性の耐用年数も、湿気の多い納骨室内で長年持つのかと言われたら定かではありません。
他の方法としては納骨室内を換気することで湿気を軽減するのも有効かもしれません。
新たにお墓を建てる場合には、あらかじめ納骨室の石に換気用の穴を2カ所空けることも珍しくなくなってきました。
でもこの場合も、だいぶ湿気は軽減はされますが完全に湿気をなくすということはできません。
他にも骨壷の底にあらかじめ穴が開いており、水が溜まらないように作られている骨壺や排水口付の骨壷といった物も販売されています。
また、骨壺での納骨をやめ、そのまま骨壺から取り出した状態で納める、もしくは骨壺からサラシ等布製の「納骨袋」へお骨を移し替えるといった方法もあります。
多少の湿気は諦めて、骨壷内に水が溜まらないようにすることを考えるのもひとつです。
自宅での保管場所については風通しが良く、直射日光も当たらないような場所を選びことが重要です。
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水抜きの方法は?

墓じまいするときや、改葬するためにお墓のカロートから骨壺を取り出したときに初めて骨壺の中が水でいっぱいになってたことを知ったという人が多いようです。
お墓参りをしても、遺骨はどうなってるかまでは確認しないですよね。。
何年も経った古い骨壷は新しい骨壷(水穴付き)に取り換えたりするなど、自分のところの骨壺は大丈夫かお墓参りの際に一度納骨堂を確認してみるといいかもしれません。
自宅にある遺骨、お墓にある遺骨、どちらの場合であっても、骨壺の中の水はしっかり水抜きをすることが大切です!