終活

生前整理で立つ鳥跡を濁さず!?

終活と生前整理

終活とは、人生の終わりのための活動の略で、自らの人生の終わりを迎える準備をするということです。自分の死を意識し、人生の最期を迎えるための準備、そこに向けた人生の総括です。生前整理もそのうちの一つであり、最後の一秒まで、充実した人生を送ることができるように、そして、葬儀やお墓のこと、残された側の遺産相続などを円滑にできるように、迷惑がかからないようにするものだともいわれています。

生前整理のメリット・デメリット

メリット

  • 相続のトラブルを防げる
  • 残された家族が遺品整理をしやすくなる
  • 一緒に片づけることで、もしもの時(亡くなった後)の話がしやすい

デメリット

  • 労力が必要

生前整理をすることで心機一転、これからの人生が充実したものになるというメリットもあるようです。生前整理に限らず、整理整頓すると気持ちが清々しくなりますものね。

生前整理の進め方

生前整理は誰かに言われてするものではありませんし、強制するものでもありません。死というものが関係すると、言葉一つで相手を傷付けてしまうからです。
ミニマリストという必要最低限の持ち物でスッキリ暮らすことが流行っている現代とは違い、60代以上の世代の人は、物がたくさんあることが豊かだという価値観の世代です。親の生前整理を手伝う場合は、価値観が違うことを念頭に入れておいたほうが良さそうです。生前整理で本当に大切なものだけを残せるといいですよね。

生前整理を円滑に進めるためには、整理するものを4つに仕分けてすると良いといわれています。
  • 現在使っているもの・将来確実に使うもの
  • 今も将来も使う予定がないもの
  • 思い出のものとして確実に残すと決めたもの
  • 物を手にして数秒間考えても迷いがあり、残すか手放すか決めきれないもの

生前整理をする時の注意点

  • 言葉遣いに気を付ける
  • 一度に全てを整理しようと思わないこと
  • 無理強いはしない

例えば、物を処分するとき、【 捨てる 】ではなく、【 手放す 】と言ってみましょう。言葉一つで随分と気持ちが変わるものです。
自分にはゴミに見えても、整理している本人にとっては宝物かもしれませんし、【 そんなの必要ない 】とか【 ゴミだらけ 】なんてことは絶対に言わないでおきましょう。

生前整理のまとめ

生前整理をしながら、それとなくどんなお葬式を希望しているか聞くこともできますし、納骨してほしい場所があるのかを知ることもできるかもしれません。
直接聞くことができない時は、エンディングノートを書いてもらうという方法も!
エンディングなんて!と思うかもしれませんが、「コレ、今、流行ってるんだよ~。」という感じで、物は言いようです。

エンディングノートについてはコチラを参考にどうぞ

死は避けては通れません。誰しも必ず死ぬのです。生前整理することで、亡くなった後のことを考えるきっかけにもなると思います。



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