日本のキリスト教徒は約100万人。仏教にも宗派があるように、キリスト教にもプロテスタント・カトリック・正教会と3つあります。
詳しく説明するには難しいので、ここでは大まかにキリスト教と一括りにして考えようと思います。
キリスト教徒の葬儀
葬儀は亡くなった人の信仰に合わせて執り行います。今回はクリスチャンの場合の葬儀や納骨などを取り上げてみたいと思います。キリスト教には、お通夜の習慣はないという説もありますが、日本のキリスト教では葬儀を【 葬儀式 】や【 葬送式 】、お通夜を【 前夜祭 】や【 通夜の式 】といい、故人を天国にお送りするための礼拝があります。
教会で行われることが多く、まれに、自宅や葬儀場でもあるようです。ご遺体は仏式と同じように火葬され、遺骨となり埋葬されます。
キリスト教の納骨日
仏教では火葬され遺骨となって帰ってきてから四十九日後に納骨することが一般的ですが、キリスト教は、プロテスタントの場合、1ヶ月目の【召天記念日】のとき、カトリックの場合、亡くなった日から30日目の【追悼ミサ】のときに納骨式を行います。
仏教の納骨と同じく、埋葬許可証は必ず必要です。
キリスト教の人が入れる納骨堂
クリスチャンになるためには、教会で洗礼を受けなければいけません。洗礼を受けたとき、教会に教会籍がつくられ、その協会の所属になりますよね。亡くなって納骨されるときは、この所属教会の墓地に入ることができます。例外で、所属していないクリスチャンを受け入れている教会もあるようなので、たずねてみるといいと思います。
民営、公営の霊園は、宗教不問なのでキリスト教の人も気にせず納骨先として利用できます。
キリスト教の納骨場所
- 所属教会の墓地
- 民営霊園・納骨堂
- 公営霊園・納骨堂
しかし、ここでも例外があり、景観を気にする霊園は芝生墓地がなかったり、洋型墓石を嫌がる傾向にあります。考えている霊園がある場合は、宗教不問かどうか問い合わせてみた方がいいかもしれません。
宗教を気にせずに利用できる納骨堂
教会敷地内の墓地に納骨することが一番安心できると思いますが、所属教会に墓地がない時は迷いませんか!?
送骨はキリスト教も納骨できますよ。
宗教・国籍は関係ないので、どなたでもご利用できます。
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